お口育て〜新生児編②
こんにちは!歯科衛生士 三橋です!
(現在育休をいただいております🙇♀️)
先日、息子が生後1ヶ月を迎えました!
(すでに5.5kgあります😳)
↑お散歩デビューの写真です!
追視もはじまり、既に貫禄もあり…生後1ヶ月にはみえない!とよく言われます。
生後28日未満の新生児といわれる時期は
もう終わってしまい、すくすく育ってくれて
嬉しい反面、少し寂しい今日この頃です。
もうあの頃には戻れない!!😭
以前受けたセミナーの中で
赤ちゃん歯科の先生が
「こどもの成長は待ったなし」と
おっしゃっていましたが
まさにその通りだなと実感する毎日です。
だからこそこの子が健康に育つように!
自分が今できることをやろうと
手探りですが、色々と実践中です!
最近の息子写真😳↓(生後11日の上顎です)
赤ちゃんの体重や身長に個人差があるように上顎の形や大きさもみんなバラバラです。
それはなぜでしょうか?
赤ちゃんはお腹の中にいる時に
羊水で飲み込み方の練習をしています。
ごっくんと飲み込む時に、
上顎の内側の真ん中にある骨の繋ぎ目(下の写真)を
舌で押すことによって、上顎骨(上あごの骨)が育っていきます!
『西川歯科(赤ちゃん歯科) 西川先生資料より。』
下のイラスト↓のように、
お腹の中の赤ちゃんがまるい姿勢が出来ていると、
自然と顎がひけるため正しい飲み込み方ができ、
お腹の中にいる時から上顎は育ちます。
(引用元:onkodo.inf)
反対に、下の写真↓のように、
お腹の中の赤ちゃんがそった姿勢だと
顎が上にあがり、正しい飲み込み方ができず
べろが上がらないため上顎は育ちません。
(引用元:onkodo.inf)
つまり、お腹の中で過ごした姿勢(環境)の
違いで産まれたばかりでも
上顎の形や大きさに差がでてくるのです。
お母さんの姿勢がいかに大事かという事がわかりますね!
(↑以前に投稿した「お腹の赤ちゃんにできること」で
お母さんの姿勢について書いています。ぜひ読んでみてくださいね。)
そんなこといっても姿勢のことなんて知らなかった!
もう産まれちゃった!というみなさん!
大丈夫です!産まれてからでも、
赤ちゃんの時に出来ることが
たくさんあります!
そのうちの一つ!「授乳」についてお話しします。
授乳はただの栄養補給ではありません。
みなさんは「ラッチオン」という言葉を知っていますか?
哺乳の時に、赤ちゃんがおっぱいを深飲みすることです!
そもそもおっぱいの飲み方は、
唇と舌を使って乳輪部までしっかりくわえて吸着させる。
「口のはじから母乳がもれないように、吸着を維持する唇の力も必要です。」
そして、乳首を舌でしごいて(舌が波のような動きをします。)母乳をしぼりだします。
赤ちゃんは単純に唇で乳首を吸って母乳を飲んでいるわけではないのです。
(引用元:Pigeon.info)
びん哺乳(人工乳首)との違い↓
種類やサイズによって異なりますが、吸わずに傾けただけでミルクがでてくる物もあります。
これでは簡単に吸うだけで飲めてしまい、舌はあまり使われていませんね。
※おっぱいの飲み方に近いといわれている咀嚼型ニプルなども販売されています。
(前回の投稿で哺乳瓶について書いていますので、読んでみてください。)
深飲み「ラッチオン」を意識することで、
ベロが正しく働き、お口(上顎)が育ちます!
↑これがラッチオンです。
↑浅飲みだと正しい飲み込みができず上顎は育ちません!
↑一見ラッチオンに見えますが、これは上唇が内側に巻きこまれています。
このまま飲んでいると受け口になる可能性があります!
それでは、
「ラッチオンを実際にやってみましょう!」
・背筋をのばして赤ちゃんと密着する
・口周りを乳首で触ってあげて口を開かせる
・赤ちゃんの口は大きく!
・唇は外側に向かって開いている
(アヒル口のイメージです)
・乳輪部まで深くふくむようにくわえさせる
(乳輪部の色が隠れて見えないくらい深く!)
・赤ちゃんの下顎がおっぱいにくっついている
私も実践中ですが、赤ちゃんがお腹がすいて泣きすぎると、なかなか深くくわえられなかったりして、赤ちゃんもこちらも焦ってうまくいかないことが多いので、できれば泣く前にタイミングをみてラッチオンを実践してみるのがおすすめです!
ゆくゆくは上顎の成長について、比較したものをお見せできたらなぁと思っています!
産まれてすぐの哺乳は赤ちゃんがうまくおっぱいを吸えなかったり、お母さんのおっぱいも準備が整うまで乳首が切れて痛かったり、辛い夜中の頻回授乳など…まさに地獄!という思いをされているお母さん方もけっこういらっしゃると思います。
そんな時は、無理せずに!
余裕がでてきたらぜひ試してみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺️