みなさんこんにちは!

歯科衛生士 三橋です。

(現在、育休をいただいております🙇‍♀️)

 

生後1ヶ月が過ぎると

体力がついてきて少しずつですが

まとまって寝てくれるようになりました。

赤ちゃんの寝ている姿って本当に癒されますよね☺️

↑夜泣きがはじまると余裕がなくなるので

たぶんこんな風には思えませんが🤣

 

1日の大半を寝て過ごす赤ちゃんにとって

寝床は大切な空間ですよね。

生活環境によって

・ベビーベット

・赤ちゃん用布団

・大人布団で一緒に寝る

など、みなさん様々だと思います。

 

どこで寝るのが良いか正しいか

正解はないですが、大切なことがあります。

 

それは赤ちゃんにとって

「理想の姿勢」になれているか??

ということです。

姿勢といっても様々な姿勢がありますが

今回は「寝る姿勢」についてお話しします。

 

以前のブログで

お腹の中で赤ちゃんが屈曲姿勢になっていることが大切で

呼吸や嚥下にも関係しているとお話ししました。

初めての方、忘れてしまった方はぜひ

ブログ「お腹の赤ちゃんにできること③」

を見てみてくださいね。

 

特に0〜3ヶ月の赤ちゃんの理想の姿勢が

「屈曲姿勢(Cカーブ)」です。

赤ちゃんの背骨の成長をみてみると

(画像引用元:とこちゃんベルトの青葉)

新生児期はcカーブで

成長と共にcカーブからS字状カーブになっていきます。

ところが、お腹の中でCカーブになっていた赤ちゃんも

産まれると初めて体感する[重力]によって

屈曲姿勢(cカーブ)が崩れて

伸展姿勢(背中がのびること)になりやすいといわれています。

屈曲姿勢が崩れて伸展してしまうと…

①顎が上がり、頭位が不安定になる

②息を吸う姿勢になり吐ききれない

③本来上にあるはずのべろが落ちてきて低位舌になる→お口ポカン(口呼吸)になってしまう

④正しい呼吸(鼻呼吸)と飲み込みができない

⑤背中スイッチが発動!!

(やっと寝た赤ちゃんをベットに下ろした瞬間、起きてしまった。←そんな経験ありませんか?これを赤ちゃんの背中スイッチと言います。

赤ちゃんの背骨の形であるcカーブで抱っこして寝かせてあげると、赤ちゃんは安心しますが、いざ平らなベットにおろすとcカーブが壊れて背中が伸びてしまい、背中スイッチが発動してしまうのです。)

 

一番の問題は

伸展姿勢になってしまうことで

ベロが下がり正しくベロが動かない!

 

つまり、顎(お口)もお口の機能も育ちません…

顎が育たないということは

口腔内のボリュームも狭いままのため

のちのちの歯並びや呼吸、身体の発達にも影響が及んでしまうのです😫💦

 

ぜひ

『cカーブを保つ寝かせ方』をしてみましょう!

cカーブを壊さないように作られた専用のベットも色々あります。

(画像引用元:iimin.jp)

また、屈曲姿勢が取りやすい寝床として

授乳クッションを使って寝かせる方法や

下の写真にあるような様々な商品も売られています。

『西川歯科(赤ちゃん歯科) 西川先生資料より』

 

産まれてまもない赤ちゃんには筋力がなく、屈曲姿勢を維持するのはまだ難しいので

おうちの方が寝る環境を支援してあげることがとても大切です!

既製品のベットなどは結構お値段が高かったりするので気軽にできるやり方を以前

『西川歯科(赤ちゃん歯科)の西川先生』から教えていただいので、シェアさせていただきます。

(Instagram 愛知県アイデンタルクリニック様)

タオルで簡単にベットが作れる動画がのっています。

私も作ってみました↓

バスタオルを重ねて

両端をくるくるくる…

息子をのせてみました

 

※赤ちゃんによって落ち着く屈曲姿勢の角度は少しずつ違うので、しっくりきているかよく観察してあげて、落ち着かないようであればくるくる巻いているカール感を調整してあげたりバスタオルの重ねる枚数を工夫したりしてあげましょう

私も手作りの寝床を色々試して模索中ですが

☆赤ちゃんやおうちの方の安眠

☆正しい呼吸と飲み込み方の獲得

☆健康な身体&お口を育てる

ためにも、

ぜひ『cカーブを保つ寝かせ方』が出来るように、

色々と寝床を工夫してみてください!

まずはお昼寝で試してあげるといいですよ〜

 

最後まで読んでいただきありがとうございました☺️

 

 

かえでファミリー歯科