はじめに

肩こりや頭痛、顎のだるさが続いているのに「原因がよく分からない」。
そんな方の中に意外と多いのが、”寝ている間や集中している時の“食いしばり・歯ぎしり”です。歯や顎に負担が積み重なると、歯だけでなく首・肩まわりにも影響が出ることがあります。

こんな症状があれば要チェック

次の項目に心当たりはありますか?

  • 朝起きた時、顎が疲れている/だるい

  • こめかみが痛い、頭が重い

  • 詰め物がよく外れる、歯が欠けたことがある

  • 歯がすり減ってきた気がする

  • 冷たいものがしみる(知覚過敏っぽい)

  • 頬の内側や舌に歯の跡がつく

  • 家族に「歯ぎしりしてたよ」と言われた

複数当てはまる場合、歯や顎に負担がかかっている可能性があります。

食いしばりの力は“想像以上”

睡眠中の歯ぎしりは、日中の噛む力より強くなることもあります。
負担が続くと、歯のヒビ(クラック)、詰め物の破損、知覚過敏、歯周組織へのダメージ、顎関節の不調につながることがあります。

今日からできるセルフケア

① 日中の「上下の歯が触れていない」が正解

普段、何もしていない時は上下の歯は触れていないのが正常です。
気づいた時に「今、噛んでない?」とチェックして、唇は閉じて、歯は離すを意識してみてください。

② 仕事中・運転中こそ注意

集中時に食いしばりやすい人が多いです。
スマホのリマインダーや付箋で「歯を離す」を合図にするだけでも変わります。

③ 片側ばかりで噛まない

噛みやすい側ばかりだと、顎や筋肉に偏りが出ます。
“左右均等”を意識するのがコツです。

④ 寝る前の顎まわりリラックス

深呼吸、首肩ストレッチ、湯船で温めるなど、就寝前に力を抜く習慣は効果的です。

歯科でできること(放置しないのが大事)

● マウスピース(ナイトガード)

睡眠中の歯ぎしりによる歯の摩耗・欠け・詰め物の破損を減らす目的で使います。
「歯ぎしり自体をゼロにする」より、まずは歯を守るのが現実的な第一歩です。

● 噛み合わせ・詰め物のチェック

高さの合わない詰め物や噛み合わせの偏りが、負担を増やしていることがあります。必要に応じて調整や修復を行います。

● 顎関節や筋肉の評価

顎関節の痛みや開けづらさがある場合は、顎の動きや筋肉の緊張も含めて確認します。

受診の目安

  • 歯が欠けた/ヒビが入った気がする

  • 起床時の顎のだるさや頭痛が続く

  • 詰め物がよく外れる

  • しみる、痛いが増えてきた

こうしたサインがある場合は早めの相談がおすすめです。早期ほど対処がシンプルで済みやすいです。

まとめ

食いしばり・歯ぎしりは「癖だから仕方ない」と放置されがちですが、歯や顎のトラブルの引き金になりやすいもの。
気になる症状があれば、まずは現状をチェックして“歯を守る対策”から始めましょう。

かえでファミリー歯科